2019年1月に、平塚市によって発表されたビジョンです。
「平塚駅周辺地区の活性化に向けた本市の考え方を示し、地域住民や商業者と平塚市が活性化について共通認識を持つことを目指すとともに、具体の活性化事業について取り組む際に、道しるべとなるような平塚駅周辺地区の活性化に関する基本的な方向性を示すもの」と紹介されています。
主な構成は、「現状分析」と「課題整理」、「基本方針の設定」、「想定される取組の紹介」となっています。
全体で39ページで、6ページにまとめた概要版もあります。
現状分析は、参考になりました。
対象地区の人口や事業所数、空き店舗数などの他、市民や商業者に対するアンケート結果などが記載されています。
課題整理は、やや弱い印象を受けました。
課題としては、次の項目が挙げられています。
平塚市「平塚駅周辺地区活性化ビジョン」より
意味は理解できるものの、少し漠然とした印象を受けました。
課題を「解決しなければならない問題」として捉えると、もう少し具体的に記せるとよかったのではないかと考えます。
(表現の問題が大きいようにも思われますが)
また、16という項目数は、やや多いように感じます。
16を全て生かすのであれば、重み付けなどあればよかったです。
基本方針と取組の方向性としては、次のように示されています。
平塚市「平塚駅周辺地区活性化ビジョン」より
こちらも、少し弱い印象を受けました。
課題と取組の方向性との関係が、すぐには分かりづらいところなどがあったためです。
また、課題も含めて、やや一般論的になっているように思えます。
今後の取り組みは、ロードマップを作成して進めていくと案内されています。
こちらで具体的な内容が詰められ、強力に推し進められることが期待されます。
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