2024年8月、「平塚駅周辺地区将来構想(素案)」が公表されました。
その時に感想を記しましたが、素案の他にも情報が公表されていることを知りました。
そこで、平塚駅周辺地区の商店会及び自治会の会長を対象としたワークショップの資料「各通り、広場・公園、駅前広場のまちづくりのイメージ案」「平塚駅周辺地区将来構想に係るワークショップ報告書」や、平塚駅周辺地区将来構想検討会議の会議記録に目を通しました。
(会議記録は、平塚駅周辺地区将来構想検討会議のページに掲載されています)
全体に対する理解が増したため、追加で感想を記してみたいと考えます。
■素案の捉え方(特に「通り・エリアの将来イメージ」)
素案は、第一印象で弱く感じましたが、平塚駅周辺地区将来構想検討会議の中でも色々と指摘はあったようでした。
そういった中で、今の形になったと理解しました。
特に「通り・エリアの将来イメージ」で弱く感じましたが、「理想を描いたイメージ」の記述が素案にあったので、そのように受け止めるのがよいのかと考えました。
■魅力的な店
「各通り、広場・公園、駅前広場のまちづくりのイメージ案」から、「魅力的なお店」が多くの通りで必要な都市機能の1位になっていることが分かりました。
魅力的な店が人を大きく引きつけるのは間違いないでしょう。
魅力的な店の出店が更に別の魅力的な店の出店を呼び、より大きな効果を生み出すことも期待できます。
しかし、平塚駅周辺地区の市場の魅力が乏しいため、現在はそのような店の出店がない訳です。
魅力的な店の出店手段として誘致が考えられているようですが、そのハードルを越えるのは容易ではないだろうと考えます。
■図書館?
平塚駅周辺地区将来構想検討会議の会議記録からは、紅谷町駐車場の更新に合わせて図書館のような機能を組み合わせることが構想されているように見えました。
(位置は、紅谷町駐車場でない可能性もあります)
ただ、2024年9月現在、平塚市中央図書館改修事業のプロポーザルも実施されているようです。(平塚市の案内)
実施要領によると事業費用20億円前後で中央図書館の耐震改修を行う計画で、中央図書館は今後の利用も想定されていると考えられます。
このため、平塚駅周辺地区に図書館等ができるとした場合、それがどのような役割等になるのかは分かりません。
もし平塚駅周辺地区に図書館等ができるとしたなら、機能やデザインの検討などに市民が多く関わることが望まれます。
よく利用され、評価が高い施設は、時間をかけて市民とワークショップを重ねた、デザインの選定に市民が関与したなど、計画や設計段階から市民が多く関わったものが多い認識です。
見附台周辺地区整備のように、計画や設計に市民があまり関与することなく作り上げてしまうのは、できるだけ避けたいです。
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