グループ活動等で15年以上、全国各地のまちづくり事例を見て、まちづくりは次のような図に表されると考えています。
まちは人によって構成され、構成する人によってどのようなまちになるか決まります。
このため、「まち = 人」と言えます。
そして、大事なポイントは「創造的対話」です。
評判になるようなまちは、人が活躍し、創造的対話が見えました。
逆にそうでないまちは、人も創造的対話もあまり見えませんでした。
平塚ではどうかと言えば、残念ながら人も創造的対話もあまり見えない方です。
見附台周辺地区整備では、市民アイデアの募集や地域向け説明会などがありましたが、地域や市民の想いが形作られたというより、PFIで提案された内容がそのまま実現したような結果になりました。
(カフェでなくコンビニに変わるなどといったことは、ありました)
湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備では、市民アイデア・意見の募集や市民向け説明会などが行われました。
PFIで設置等予定者候補(優先交渉権者)が決定・公表された後には、市民意見募集やWeb市民対話、説明及び意見交換会等が実施されました。
ただそれでも、海岸林の伐採反対といったような意見も根強くあり、幾つかのしこりが残りました。
湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備の「「まちづくり」としての評価」で、「民間事業者への公募前や民間事業者からの提案を受けた後に、行政と住民・市民で十分に対話することが望ましい」と記していましたが、特に民間事業者への公募前の行政と住民・市民との十分な対話が大事であると今は理解しています。
平塚駅周辺地区将来構想では、アンケートやアウトリーチ(パネル展示を兼ねた意見聴取)が行われています。
ただそれでも十分とは言えず、より一層の創造的対話が実施されることが望まれます。