実施プロセス

湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業では、公園整備について、「設計・整備・管理運営」を応募法人・グループに一括して任せる形になっています。

しかしこれは、適当な単位で分割すべきと考えます。

 

一括で任せる場合、公募で選定された法人・グループと設計から管理運営まで連続して取り組むこととなり、契約や手続き等が楽になるメリットがあります。

しかし一方で、応募できる法人・グループは、「設計・整備・管理運営」の全てに対応できるところに限られます。

このため、応募に対するハードルが高くなり、応募可能な法人・グループが極めて限定される(少数になる)懸念があります。

 

また、今回の公募では、「設計・整備・管理運営」を一括で提案し、整備運営費用を提案価格として提示することになります。

このため、審査で優位に立つために提案価格をできるだけ下げようとして、必要性などより収益性を重視した設計に陥りやすい恐れがあります。

本当に必要な機能に基づくのではなく、ほどほどの価格に抑えることを優先した設計になりやすいということです。

 

そこで、「設計・整備・管理運営」は一括とせず、分割するのが望ましいです。

具体的には、「設計」と「整備・管理運営」を分けます。

 

あわせて、設計からは、プランの部分を分離します。

プランとは、具体的な設計の前に、どのような施設を作るのか検討や決定を行う部分です。

これは本来、平塚市や平塚市民が実施すべきことでしょう。

 

図にすると、次のようになります。

 

このプロセスの分割により、必要な手続きは増え、スケジュールは長くなります。

しかし、どのような施設を作るか平塚市や平塚市民が十分に検討・決定し、それに基づいて最適な設計を選定して、整備や管理運営に繋げるといった流れになると考えます。

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