概要

「平塚駅周辺地区将来構想」は、平塚市が進めている取り組みです。

「平塚駅周辺地区の将来のあるべき姿を共有し、民間の投資意欲を高め、敷地の共同化を推進し、持続可能なまちづくりを実現するための構想」と紹介されています。

 

2022年(令和4年)には、この業務委託に係る公募型プロポーザルが実施されました。

5社の応募があり、受託候補者として株式会社アルメックVPI(現・株式会社アルメック)が特定されました。

実施要領によると、2024年度(令和6年度)までの業務となっています。

 

2022年(令和4年)8月~9月には、平塚駅周辺地区将来構想に関するアンケートが実施されました。

アンケート結果は、HPでも紹介されています。

 

2023年(令和5年)4月1日には、平塚駅周辺地区将来構想検討会議が設置されました。

学識経験者と関係事業者等による11人の構成です。(参加者一覧

 

学識経験者5名は、平塚市内や神奈川県内にある大学の教授などのようです。

関係事業者等は、商工会議所、地元の交通事業者や金融機関の関係者などに見えます。

 

平塚駅周辺地区将来構想の策定終了は、2025年(令和7年)3月31日となっています。

この取り組みに注目したいと考えています。

 

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平塚駅周辺地区将来構想

平塚駅周辺地区将来構想に関して、まとめています。

 

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地域のニーズを満たす機能

再開発の難しい点」で、難易度が高い点の1つに、「再開発で作られた施設が、地域のニーズを満たすか」を挙げました。

それではどのような機能を持った施設であれば地域のニーズを満たすことが可能であるか、検討してみます。

 

■商業

耐久消費財や趣味品といった買回り品を中心とした買い物の場として、商業施設を新たに構築します。

中心市街地の再開発では昔から、比較的多く実施されました。

 

しかし現代では、ショッピングモールのような大規模商業施設が郊外に存在し、自動車で買い物に行くスタイルが浸透しています。

このため、中心市街地に設置する単体または複数の商業施設で、郊外の大規模商業施設に匹敵するような魅力を持たせることは、難しくなっています。

 

例えば、辻堂のテラスモール湘南のような郊外のショッピングモールと同等かそれ以上の商業力や魅力を持った施設を用意できるのであれば、その限りではありません。

ですが、平塚駅前で検討されている再開発でそれほどの規模を期待するのは、現実的に難しいと思われます。

 

■住居

駅周辺の再開発で高層部がマンションになることは珍しくなく、恐らく平塚でもそういったケースは出てくると想像されます。

ただ、平塚駅周辺ではここ数年、マンションの建築ラッシュが発生しており、住居が増えることが単純に喜ばしいものになるかは不透明です。

 

また、駅前エリアの人口は増加することになるものの、それが地域の魅力向上に繋がるかどうかは、確実ではありません。

 

■業務

駅周辺にオフィススペースを増やす取り組みは、以前より多くなっている印象です。

しかし、平塚駅前である程度まとまったオフィス需要が存在するのかは、不明です。

 

駅前エリアの昼間人口は増えますが、地域の魅力向上にどの程度の影響を及ぼすのかは、実際にやってみなければ分からない部分が多いです。

 

■文化

採算性などから、民間での取り組みは期待しづらいです。

平塚市や神奈川県などで実施されれば面白いものの、このご時世では過度な期待はできません。

 

■娯楽

エンタメに特化した施設を作るなどといったやり方は、あるのかも知れません。

例えば、東急歌舞伎町タワーのような施設であれば、敷地面積がそれほど大きくなかったとしても、商業などに比べて競争力を持つことができる可能性があります。

 

しかし、大規模ターミナル駅ではない平塚駅前にそのような需要が存在するかというと、かなり怪しい印象です。

 

■宿泊

一棟丸ごとホテルにするのではなく、一部フロアに宿泊機能を持たせるといったやり方は、近年多くなっているように思います。

これも夜間人口と一部昼間人口を増やすことになりますが、地域の魅力向上にどの程度の影響を及ぼすかは不明です。

 

また、そこまでの宿泊需要が存在するか、今後増やせるのかは、分かりません。

 

■教育

文化機能などと同様に面白いとは思うものの、実現のハードルは高そうです。

ただ、サテライトキャンパスのような形では、少し期待が持てます。

 

■インキュベーション

必ずしも再開発で作られた施設でなくてよいのですが、インキュベーション機能を持たせるということは、現代的であり今後に繋がる取り組みであると考えます。

問題は、公的機関でも民間機関でも、主体をどうするかといったところでしょうか。

 

実際には、この中の1つの機能ではなく、複数の機能が組み合わされたものになる可能性の方が高いでしょうか。

どういった機能を持たせれば魅力的な地域が実現できるのか、十分な検討が望まれます。

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平塚駅周辺地区将来構想

2023年度(令和5年度)、平塚駅周辺地区将来構想を策定すると平塚市より発表されています。

「平塚駅周辺地区将来構想」とは、「平塚駅周辺地区の将来のあるべき姿を共有し、民間の投資意欲を高め、敷地の共同化を推進し、持続可能なまちづくりを実現するための構想」と紹介されています。

 

2022年(令和4年)には、この業務委託に係る公募型プロポーザルが実施されました。

5社の応募があり、受託候補者として株式会社アルメックVPI(現・株式会社アルメック)が特定されました。

 

2022年(令和4年)8月~9月には、平塚駅周辺地区将来構想に関するアンケートが実施されました。

アンケート結果は、HPでも紹介されています。

 

2023年(令和5年)4月23日執行の平塚市長選挙では落合市長が再選しましたが、選挙の際には平塚駅周辺地区将来構想を来年度(2023年度)策定し、実現可能な支援策は前倒しして進めると発言されています。

平塚市長選挙の選挙公報

 

平塚駅前で検討されている再開発などとも絡み、どのような将来像が描かれようとしているのか注目されます。

 

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七夕まつりの持続が困難になっている理由

七夕まつりの持続が困難になっている理由は、幾つか存在すると考えます。

その中の大きなものの1つが、中心市街地の商業力や魅力の低下です。

 

平塚の七夕まつりを有名にした大きな竹飾りの掲出は、中心市街地の商店が主体となって行われてきました。

このため、中心市街地が賑わい、商業に活気があった頃は、竹飾りの掲出が盛んに行われました。

 

しかし、モータリゼーションによる郊外型商業の進展、高度経済成長の終焉やバブル崩壊、人口動態の変化などによる日本経済の低迷等の影響を受け、中心市街地やそこに位置する商店の活力や体力は失われていきました。

そしてそれは、七夕まつりにも影響したとなります。

 

シンプルに図で表してみると、次のようになります。

 

昔、商店は、豪華な竹飾りを競うように掲出しました。

その竹飾りは話題となり、中心市街地と商店の集客や知名度向上に大きく影響しました。

集客や知名度向上によって売上を得た商店は、翌年以降も竹飾りに投資ができました。

 

しかし、中心市街地や商店の商業力や魅力の低下により、竹飾りの掲出が商店の売上にあまり寄与しなくなりました。

そこで、体力が乏しくなった商店は、竹飾りへの投資が難しくなりました。

 

七夕まつり自体の集客力は、以前と大きくは変わらないのかも知れません。

しかし、竹飾りの掲出主体であった中心市街地の商店の体力が失われたことにより、七夕まつりそのものが持続可能でなくなりました。

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