地価から平塚の姿を見てみたいと考えます。
そのためのデータとして、神奈川県オープンデータカタログサイトの神奈川県地価調査平均価格・平均変動率推移表の神奈川県地価調査平均価格を利用します。
1974年(昭和49年)から2023年(令和5年)までのデータがあります。
単位は、「千円/㎡」です。
藤沢市、茅ヶ崎市、小田原市、厚木市、伊勢原市、秦野市と並べてみると、次のようになりました。
■住宅地
■商業地
細かく分析するとそれぞれの市の姿が見えてきますが、ここでは茅ヶ崎市と平塚市の比較を行ってみようと思います。
最新の2023年(令和5年)と過去の地価を比べ、どのように変化しているかです。
過去は、バブルの時期の1991年(平成3年)、失われた20年の2000年(平成12年)、新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年(令和元年)を用いました。
■住宅地
市 | 1991年比 | 2000年比 | 2019年比 |
---|---|---|---|
茅ヶ崎市 | 38.69% | 97.10% | 114.86% |
平塚市 | 27.26% | 69.49% | 103.68% |
■商業地
市 | 1991年比 | 2000年比 | 2019年比 |
---|---|---|---|
茅ヶ崎市 | 62.67% | 87.16% | 109.41% |
平塚市 | 48.46% | 60.85% | 99.09% |
この結果を見ると過去の地価からの回復は、茅ヶ崎市の方が力強いようです。
2019年比では、茅ヶ崎市と平塚市では住宅地・商業地とも10%程度の差があります。
これだけで断定はできませんが、茅ヶ崎市と平塚市ではこの程度の需要の違いがあると考えられるでしょうか。
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