「優先交渉権者の決定」で記したように、募集要項等の公表から優先交渉権者決定までの選定フローは、次のようになっています。
平塚市「見附台周辺地区整備・管理運営事業(A・Cブロック)選定結果及び審査講評」より
気になる点は、赤枠で囲っている「提案審査」の箇所です。
提案審査は、「学識経験者等の外部委員及び平塚市の職員から構成される『見附台周辺地区整備事業者(A・Cブロック)選定委員会』(以下、「選定委員会」)」により行われています。
選定委員会の委員は、次のようになっています。
平塚市「見附台周辺地区整備・管理運営事業(A・Cブロック)選定結果及び審査講評」より
公平・公正の観点から、第三者的な委員会を設けて客観的に審査するというのは、正しいように見えます。
しかし一方で、平塚市に関係する人物と言える「平塚市の職員」は、副市長1人しかいません。
つまり、選定委員会を構成する委員7人の内、平塚市に直接的に関係する人物は1人しかおらず、残りは外部委員であるということです。
そのような構成の選定委員会が優先交渉権者を決定したということで、本当に平塚市民の民意を反映していると言えるのか難しいところがあると考えられます。
この点については、2018年12月に実施された市民向け説明会などでも、指摘がありました。
それに対する平塚市の考え方としては、次のように示されています。
平塚市「見附台周辺地区整備・管理運営事業(A・Cブロック)に係る市民意見等に対する市の考え方」より
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