PFI

優先交渉権者の提案では、Cブロックに生活関連店舗としてスーパーの設置が示されています。

赤丸で囲んだ施設です。

平塚市「見附台周辺地区整備・管理運営事業(A・Cブロック)に係る優先交渉権者の決定」より

 

見附台周辺地区整備では、「中心市街地の活性化、回遊性、賑わい創出のため」という事業目的がありますが、スーパーの設置はこの効果が乏しいと考えられます。

理由は、中心市街地の核となる平塚駅前エリアとやや距離が離れているため、スーパーでは連携や回遊が期待できないためです。

 

それどころか逆に、人の流入や購買力を奪ってしまい、平塚駅前エリアの空洞化を加速させる懸念があります。

平塚駅前エリアでの食料品等の買い物などが、減るという訳です。

 

2018年12月に実施された市民向け説明会でも、この点の指摘がありました。

それに対する事業者の回答は、「周辺住民の日常利用を重視している」ということでした。

 

非常に気になる問題ですが、民間の事業者・グループは、提示されたPFIのルールに則って提案しているものと考えます。

問題は、見附台周辺地区と中心市街地に対する平塚市のマクロ的・戦略的な視点の欠如にあるのかと判断されます。

 

これに関係する平塚市の考え方としては、次のように示されています。

平塚市「見附台周辺地区整備・管理運営事業(A・Cブロック)に係る市民意見等に対する市の考え方」より

 

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