PFI

見附台周辺地区整備に関して、気になる点として挙げていた「PFI」です。

次のように記していました。

 

見附台周辺地区整備では、「中心市街地の活性化、回遊性、賑わい創出のため」という事業目的がありますが、スーパーの設置はこの効果が乏しいと考えられます。

理由は、中心市街地の核となる平塚駅前エリアとやや距離が離れているため、スーパーでは連携や回遊が期待できないためです。

 

それどころか逆に、人の流入や購買力を奪ってしまい、平塚駅前エリアの空洞化を加速させる懸念があります。

平塚駅前エリアでの食料品等の買い物などが、減るという訳です。

 

見附台周辺地区整備で開店したスーパー「オーケー Discount Center」は、非常に強力な店でした。

平塚市内のスーパーでも上位の賑わいで、広く集客しているように見えます。

 

スーパー開店による影響の評価は、データが得られていないため難しいです。

ただ、近隣では、魚屋や肉屋などの閉店がありました。

 

市民向け説明会であった事業者の回答の「周辺住民の日常利用」とそれによる賑わい創出といった意味では、達成していると言えそうです。

周辺地域では、スーパーに来店する人の姿を多く目にするようになりました。

しかし、車の利用者が多いため、周辺地域への波及効果はやや下がりそうです。

 

平塚駅前エリアの活性化、回遊性、賑わい創出という点では、今のところ効果は乏しいように見えます。

平塚駅前エリアの空洞化は、加速しています。

 

もっとも、新型コロナウィルス禍による影響もあって、評価を難しくしています。

10年や20年といったスパンで継続して、観察・評価すべき事項であるでしょうか。

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