平塚市のHPで公開されているデータです。
「商店街振興施策の基礎資料とするため、市内中心商店街の通行量を把握することを目的」に調査されたものです。
平日と休日の調査日を設定し、歩行者(自転車を含む)通行量を計測しています。
対象時間は、10~19時の9時間です。
調査地点は、次のようになります。
平塚市「平成28年度平塚市中心商店街通行量調査報告書」より
通常は、10~12月のいずれかの月に実施されているようです。
平成28年度は、平日が2016年12月2日(金)、休日が12月4日(日)です。
調査結果は、次のようになっています。
平塚市「平成28年度平塚市中心商店街通行量調査報告書」より
報告書の中には、経年変化比較表があります。
平成元年から平成28年までの間にある11年を、経年変化で表したものです。
経年変化比較表は、次のようになります。
平塚市「平成28年度平塚市中心商店街通行量調査報告書」より
これらの情報より、幾つかのことが確認できます。
■一部の地点を除き、長期的に通行量が減少傾向にある
平成元年と平成28年の両方のデータが存在する「1 札幌ラーメンくるまや前」から「30 久保田肉店前」までを比較すると、平日は合計で45,717人、休日は65,662人減少しています。
平成28年の方が平成元年より通行量が増えた地点は、平日は4地点、休日は6地点です。
逆に、通行量が減った地点は、平日は26地点、休日は24地点です。
参考までに、グラフで表してみます。
一部、通行量が増加傾向にある地点も存在しますが、全体的には減少傾向にあることが確認できます。
平日です。
休日です。
■平日の方が通行量の多い地点が多い
調査結果に「平日休日比較」といった項目があり、平日の方が通行量が多い地点が多いことが確認できます。
平成28年の結果では、平日の方が休日より通行量が多い地点は36、休日の方が多い地点は6になっています。
このことは、買い物の場としても、平日の利用が多いと推測されます。
(買回り品より最寄品が中心である)
■休日の方が通行量が減少している地点が多い
平成元年と平成28年の両方のデータが存在する「1 札幌ラーメンくるまや前」から「30 久保田肉店前」までを用いると、平成元年は休日の通行量の方が3,864人多いです。
また、休日の方が通行量が多い地点は14、平日の方が多い地点は16です。
一方、平成28年は、平日の通行量の方が16,081人多いです。
休日の方が通行量が多い地点は4、平日の方が多い地点は26となっています。
以上の他にも、地点ごとの経年変化を見ると、それぞれの地点の盛衰が確認できます。
目安の一つではあるものの、参考になります。
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