2023年1月14日、ひらしん平塚文化芸術ホールで湘南ベルマーレの「2023シーズン新体制発表会」が行われました。
その冒頭で、新スタジアムに関して発表がありました。
(発表会の動画「2023シーズン新体制発表会 YouTube版 Presented by リップルコミュニティ」)
今まで、ファン・サポーター向けのイベント「ベルマーレ クラブカンファレンス」で部分的に発表されていたことはありますが、公開の場では初めてではないかと思います。
主な内容です。
- サッカーなどの他、普通にコンサートができるスタジアム、文化施設にする
- 3箇所の候補の中で、委員の投票で優先順位を付けた
- 第1候補は平塚市で、総合公園内もしくは近隣
- 約半年の期限を区切り、行政などと交渉
- 平塚市長に報告した
- 防災公園としてリニューアル、防災拠点としてのスタジアムにする
- 湘南メディアスタジアムという会社が中心となって行う
コロナ禍でも取り組みは進んでいたものの、新たなステージに突入しました。
これからは、目に見える形で進むこともありそうです。
実現に向けたハードルは、決して低くはないでしょう。
大きなものでは、次のようなものが考えられます。
- スタジアム建築のための広さの土地が確保できるか
- スタジアム建築のための資金が確保できるか
- スタジアムを維持するだけの採算が確保できるか
そこで、民間の投資家と共に、行政の協力を求めるようです。
平塚にとっては、何十年、何百年に一度の、大きな選択になりそうです。
共に実現を目指す場合、土地や資金などで小さくはない協力を求められるでしょう。
関係して動くことになる市役所の職員なども、多くなると考えられます。
しかし、実現できた場合は、スタジアムの増席分だけサッカー観戦者が増える可能性があり、万人単位のコンサートが開催できるようになることで、来街者数に大きな影響がありそうです。
市の知名度やイメージも、大きくアップすると想像されます。
一方で、実現を断念した場合、湘南ベルマーレのホームスタジアムが市外に流出する可能性があります。
単純に考えても、今までのサッカー観戦者の来街はなくなります。
ただ、新スタジアムに関わるリスクや負担は、避けることができます。
いずれにせよ、市としてどういう選択をするかだと思います。
この機会を逃さず、ギリギリまでチャレンジすべきではないかと考えますが、平塚市と平塚市民はどのように判断するでしょうか。