ホームスタジアムの立地要件・ポイントとして考えられるものを挙げてみます。
■土地の広さ
新スタジアムを作る場合、現在よりは座席数が多くなります。
このため、座席用のスペースは、今より必要になります。
ただ、サッカー専用スタジアムになる場合、陸上用のトラックなどは不要になるため、全体の必要スペースは現在よりそう大きくはならないのではないかと想像されます。
■土地の所有者、賃料
土地の所有者が公共であるのか民間であるのか、協力を得られるのかといった点は、大事なポイントでしょう。
土地を利用させてもらう場合の賃料が採算が取れる水準であるのかも、考慮が必要です。
■周辺環境
スタジアムとその周辺では騒音や悪臭が発生し、周辺環境に影響を及ぼす可能性があります。
このため、近くに住宅街が存在するのか、平日の夜や土日・祝日にどの程度まで音などを出してよいのかといった点は、考慮が求められます。
■交通アクセス
湘南ベルマーレのホームタウンは2019年3月時点で9市11町であり、東は鎌倉市、西は箱根町や湯河原町、北は厚木市や山北町など広がっています。
このため、ホームタウンの各市町からできるだけアクセスしやすい場所が望まれます。
また、鉄道駅からのアクセスも、重要です。
できれば、鉄道駅からの徒歩によるアクセスと、車によるアクセスの両方に対応できることが望まれます。
鉄道の場合は鉄道の輸送力と鉄道駅のキャパシティ、車の場合は周辺の道路事情の考慮が必要です。
インフラ等の貧弱さにより大渋滞を引き起こす可能性がある場合は、周辺地域への悪影響が懸念されます。
■その他
本来であれば、スタジアムの建設に係るコストも考慮が必要でしょう。
土地の広さや性質、海に近いかといった条件などにより、コストが変わることが想像されます。
ただ、その点には明るくないのと、そこまで専門的・具体的に検討する訳ではないので、今回は考慮から外します。