環境整備

平塚市の中心市街地で必要な、環境整備を行います。

考えられる取り組みは、随時追加していきます。

 

■安全な歩行環境の構築(自動車の分離)

人が集まり賑わいのある中心市街地には、安全な歩行環境が必要です。

このため、中心市街地から、可能な限り自動車を分離するようにします。

 

特にゾーン設定において「コアエリア」とした地域について、重点的に取り組みます。

具体的には、次のような順番で、エリアや通りごとに自動車の分離を検討します。

  1. 自動車の通行は、禁止する
  2. 自動車の通行は、時間を限って可能にする
  3. 自動車の通行は、一方通行にする

 

コアエリアは、交通の要衝となる通りや大規模な駐車場にアクセスする道路など、どうしても自動車の通行が必要になる道を除き、基本的に1や2で対応するようにします。

例外になるのは、赤線の通りになるかと考えます。

国土地理院の地図データを使用して作成しています)

 

どうしても自動車の通行が必要になる場合でも、通行速度を抑えるようにします。

信号がないような通りでは、少なくとも時速20キロメートル以下にすることが望まれます。

 

自動車の通行を禁止する通りでも、住民は例外とします。

これは、許可証により、判別可能にしておきます。

 

現在、コアエリアにあるパールロードでは、日中は歩行者専用になっていますが、交差する通りは自動車の通行が行われています。

また、通りの途中が日常的に一時駐車スペースに利用されており、安全で快適な歩行環境からかけ離れたものとなっています。

 

こういった要素は取り除き、安全な歩行環境の構築を実現します。

 

■安全な歩行環境の構築(自転車の分離)

人が集まり賑わいのある中心市街地には、安全な歩行環境が必要です。

そこで、中心市街地では、可能な限り歩行者と自転車を分離するようにします。

 

案としては、次のようなものがあります。

  1. 歩道の通行は歩行者専用とし、現在の歩道を歩行者用エリア(本来の歩道)と自転車用エリアに分ける
  2. 歩道以外で歩行者と自転車が混在するエリアでは、自転車の走行位置を明確にする

 

平塚の中心市街地とその周辺では幅の広い歩道が多く整備されていますが、歩道を自転車が走行する姿が常態となっています。

また、幅広いことがかえって災いし、スピードを出して走行する自転車や走行路が安定しない自転車が多く存在します。

残念ながら、安全な歩行環境からは、程遠い状態です。

 

このため、現在の歩道を分離し、歩行者用エリア(本来の歩道)と自転車用エリアに分けるようにします。

分け方も、歩道上にラインを引いて分けるのではなく、物理的に別のエリアとして分けます。

これにより、歩行者だけでなく、自転車利用者にとっても望ましい環境に近づくと考えます。

 

パールロードのような自動車が通行せず(現在は、時間を限ってですが)、歩行者と自転車が混在するエリアでは、自転車の走行位置を明確にするようにします。

例えば、建物に近い位置は自転車の走行を禁止にし、建物から離れた位置では認めます。

 

現在は、自転車の走行を全て禁止にすることで安全な歩行環境の実現を目指そうとしているようですが、実態としては自転車の走行は珍しくありません。

中途半端な状態であり、安全で快適な歩行環境からかけ離れたものとなっています。

 

それよりは、自転車の走行を認めるようにして、その一方で走行位置を明確にするルールを設ける方が適切と考えられます。

あわせて、走行速度には、上限を設けます。

 

■店や機能の最適配置

中心市街地のゾーン設定」で表したように、中心市街地はゾーン設定を行います。

jSTAT MAP国土地理院の地図データを使用して作成しています)

 

そこで、ゾーン設定に基づいて、店や機能などを最適に配置するようにします。

例えば、若者向けの店の場合は、若者向けの店が多く立地する「個性エリア」に配置するといった具合です。

 

特性が近い店や機能は、分散させるより集積させた方が効果が高まります。

このため、エリアごとの特性に合わせて、戦略的に配置を検討します。

 

既存の店や機能の配置を変えることは、容易ではないです。

そこでまずは、新たに出店する店や機能などにおいて、取り組みを進めます。

 

この取り組みが軌道に乗り、効果が確認できるようになった段階で、既存の店や機能の再配置を検討するようにします。

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