課題から見る七夕まつりの持続可能性を高める案(竹飾り編)

第72回湘南ひらつか七夕まつりは、2024年7月5日(金)~7月7日(日)に渡って実施されました。

平塚市の発表では、七夕飾りの本数は前回より増えたそうです。

(平塚市「第72回湘南ひらつか七夕まつりの概要を決定」)

 

  • 湘南スターモール86本(前回76本)、うち市民飾り32本(前回26本)
  • 紅谷パールロード16本(前回16本)
  • 子ども飾り15本(前回15本)

 

ただ実際に歩くと、何となくぽっかりと空いた印象を持った場所も幾つかありました。

 

七夕まつりの持続可能性を高める案」で、「竹飾りの掲出主体を広げる」ことを記しました。

とは言え、実際に行うには容易でない部分も理解します。

そこで、この案について、もう少し踏み込んで検討してみます。

 

竹飾りの制作に必要なリソースで特に大きいのは、「人」と「金」と考えます。

資材の購入などに必要な資金と実際に制作する人です。

 

これを制作(人)と資金に分けて表すと、現在は次のようになると想像します。

 

市民グループは自分達で資金を用意し、制作を行います。

企業も自分達で資金を用意し、制作します。(或いは、制作を委託します)

平塚市または関係する組織は市民グループや企業と繋がりを持ちますが、企業との直接的な繋がりはあまりないかも知れません。

 

七夕まつりの持続可能性を高めるためには、この関係を次のようにします。

 

つまり、制作グループと企業の繋がりを作ります。

制作グループが主に制作をカバーし、企業が資金をカバー・支援します。

「市民グループ」を「制作グループ」に変えたのは、「七夕まつりの持続可能性を高める案」の「竹飾りの掲出主体を広げる」で広く門戸を開放するとしたためです。

 

制作グループと企業で役割を完全に分けるということではないです。

制作グループと企業で資金を折半するケースもあれば、企業が制作にも関係するといったケースもあり得ます。

両者にとって最適な形を追求することになります。

 

ただ企業も、容易に資金を提供することはないでしょう。

この関係を築くには、制作グループの熱意と企業にとって支援すべきであると感じられるかが大きなポイントになりそうです。

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公募設置等計画の認定

湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備に関し、2024年4月23日に公募設置等計画の認定があったと発表されました。

 

公募設置等計画の有効期限は、2024年6月28日から2044年6月27日です。

一緒に、計画概要が発表されています。

https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/common/200158064.pdf

 

この中に記されたスケジュールによると、2024年4月から契約手続き説明会があり、7月から施工となっています。

そして、2025年11月にグランドオープンといった計画です。

 

地域住民向けの説明会が開催され、市長が登場したといった話は耳にしました。

2024年6月の平塚市議会でも複数の議員よりこの事業に関して質問が出たようですが、これらの内容が明らかになるのはもう少し先になりそうです。

 

いずれにせよ、工事は始まるでしょう。

2013年12月に「湘南海岸公園再整備計画」が策定されて10年以上になりますが、素晴らしい跡地活用が実現することを期待したいと考えます。

 

■関係URL

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概要

神奈川大学湘南ひらつかキャンパスは1989年に開設され、経営学部や理学部のキャンパスとして活用されてきました。

ピーク時には約4千人の学生が通っていたそうです。

 

しかし、大学の再編方針により、2023年3月に閉鎖されました。

公表されているキャンパスの情報は、次のようになります。

 

名称 湘南ひらつかキャンパス
所在地 平塚市土屋2946(平塚市西部丘陵地域)
キャンパス面積 約10万坪(約31万㎡=309,510㎡)
建物総延床面積 約4万㎡(40棟)

 

このキャンパス跡地について、大学は売却を予定しています。

そのため、地域住民や有識者、大学の教職員によって協議会を結成し、跡地の有効利用の方向性を検討しました。

そして、提案内容を総合的に評価するプロポーザル(事業提案)方式により、優先交渉権者を選定すると決定しました。

 

 

選定手続きでは、大学の選考委員会が4月23日に第1次審査、5月14日に第2次審査を行い、5月31日に審査結果を通知するとなっています。

その後、7月中に、住民に向けた説明機会が設けられる予定です。

 

一連の流れを追いながら、神奈川大学湘南ひらつかキャンパス跡地利用について検討していきたいと考えています。

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神奈川大学湘南ひらつかキャンパス跡地利用

神奈川大学湘南ひらつかキャンパスの跡地利用について、まとめていきます。

 

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地価から見た平塚

地価から平塚の姿を見てみたいと考えます。

そのためのデータとして、神奈川県オープンデータカタログサイト神奈川県地価調査平均価格・平均変動率推移表の神奈川県地価調査平均価格を利用します。

 

1974年(昭和49年)から2023年(令和5年)までのデータがあります。

単位は、「千円/㎡」です。

 

藤沢市、茅ヶ崎市、小田原市、厚木市、伊勢原市、秦野市と並べてみると、次のようになりました。

 

■住宅地

 

■商業地

 

細かく分析するとそれぞれの市の姿が見えてきますが、ここでは茅ヶ崎市と平塚市の比較を行ってみようと思います。

最新の2023年(令和5年)と過去の地価を比べ、どのように変化しているかです。

過去は、バブルの時期の1991年(平成3年)、失われた20年の2000年(平成12年)、新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年(令和元年)を用いました。

 

■住宅地

1991年比 2000年比 2019年比
茅ヶ崎市 38.69% 97.10% 114.86%
平塚市 27.26% 69.49% 103.68%

 

■商業地

1991年比 2000年比 2019年比
茅ヶ崎市 62.67% 87.16% 109.41%
平塚市 48.46% 60.85% 99.09%

 

この結果を見ると過去の地価からの回復は、茅ヶ崎市の方が力強いようです。

2019年比では、茅ヶ崎市と平塚市では住宅地・商業地とも10%程度の差があります。

 

これだけで断定はできませんが、茅ヶ崎市と平塚市ではこの程度の需要の違いがあると考えられるでしょうか。

 

■関係URL

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